低水温期にブラックバスをボッコボコに釣りまくれる流行テクがあったなんて!
近年話題となったテクニックやルアーを達人たちが一挙指南! マスターしきれてなかった人、知ってたけどどうやるのかわからなかった人、そもそも知らなかった人…etc。とりあえず、ココに載ってるテクは覚えておいて損はなし! まんべんなくマスターするもよし、ひとつだけ極めるのもよし! いいテクとの出会いがありますように。 [写真]でかバスぼっこぼこ《カバースキャット×冨本タケル》写真ギャラリー
冨本タケル(とみもと・たける)
1970年、愛知県出身。琵琶湖のプロトーナメント・B.A.I.T.で3度の年間優勝、第1回琵琶湖艇王優勝など「琵琶湖の帝王」の異名をとるプロガイド。サカマタミドスト、カバースキャットで一世風靡した。陶芸家の一面も持つ。
冨本さんが帝王の地位に就いたスーパーテク
カバースキャットは2018年夏に発売されたが、即大ブレイク…というわけではなく、一般的にはカバーのフォールベイトという認識だった。 冨本「初めてボトムジャークで釣ったのは2018年の12月。もともとサカマタ8inで釣りをしていて、それで食わないときに6inへとサイズダウンしようと思ったんです。でもサカマタ6がなくて、目についたのがカバースキャット。一回これを使ってみよう、と投げたら50アップがボコボコに釣れました」 そのときはまだタックルや動かし方が確立されていなかったが、徐々に完成されていったという。では、使い方をご教授願おう。 [写真キャプション] カバースキャット3.5in【デプス】最初は単にデプス版イモ系高比重かと思われたが…これが恐ろしい実弾系ルアー。シンプルな形状に秘めたる力は誰も想像できなかった。 冨本「投げるのは、ラバージグとかテキサスとかでも根がかりが頻発するようなガレ場みたいなところ。琵琶湖なら東岸ロックエリアやオダ。まず、ロングキャストで着水させたらボトムまで沈めます。大体、3.5inなら1m3秒計算で水深10mだと30秒。ルアーがボトムに着いてもまだ糸は浮いているので、最初の2~3回は糸を馴染ませる感じの軽いジャークをします。ラインがしっかり沈んでいったら小気味よくボトムでトントンとテーブルターンさせるイメージでアクションさせていきます」 カバースキャットのボトムジャークは、釣れる人、釣れない人の差が激しいメソッドでもある。何かコツがあるのだろうか? 冨本「単純に見えて、結構キモがあって…ラインスラックの作り方なんですよ。ルアーから5mくらいはボトムに糸を這わせたい。張らず緩めずのテンションで、じんわりと。それを作れるかどうかだと思います。あと、ステイ中にロッドをフラフラさせたり何度もアタリを聞いたりする人はバイトがでません」 [写真キャプション] 冨本さんがメインで使うのは3.5inだが、2.5、4inもよく釣れる。おすすめフックは4in=ワーム333(がまかつ、以下同)8/0。3.5in=エリートツアラー34R、ワーム333の5/0か6/0。2.5in=エリートツアラー34R、ワーム333の2/0。