アカデミー賞2024にて「主演女優賞」を受賞した、エマ・ストーン

2024年3月10日（現地時間）に開催された第96回アカデミー賞授賞式で、司会のジミー・キンメルが発したジョークに対する、エマ・ストーンの反応が大きな話題になっている。 【動画】ジョークが笑えなかった...？ 不機嫌そうな表情でコソコソと愚痴を言うエマ・ストーンの姿 11部門にノミネートされていた『哀れなものたち』を紹介する映像が流されると、ジミーは「テレビで放送できるシーンだけ使ったね」とジョークを放って、同作がR指定（成人向け）であることにそれとなく触れた。 すると、カメラがエマ・ストーンにズーム。彼女は、隣に座る夫のデイブ・マッカリーに何かをコソコソとささやいた。この様子を見たファンはすぐに、彼女が何と言ったのか読唇術を開始。あるファンによれば「イヤな奴ね」とツッコミを入れている、という推察もあった。 『哀れなものたち』は作品賞、監督賞、脚色賞、衣装デザイン、撮影賞など計11部門にノミネート（惜しくも作品賞＆監督賞は『オッペンハイマー』に決まり受賞を逃したが、そのほか衣装デザイン賞、メイクアップ＆ヘアスタイリング賞、美術賞など複数部門で受賞をはたした）。エマ自身もベラ・バクスター役で主演女優賞にノミネートされ、見事に受賞！ 映画『ラ・ラ・ランド』（2016）に次ぐ2度目の主演女優賞となった。 エマは最近、ラジオネットワークN PRのインタビューで、同作のみだらなシーンについて次のように答えている。 「今までの私なら、間違いなく主人公のようには考えなかった。性について彼女と同じように自由に考えたり受け入れたりは出来なかったと思う。でも、今回の映画を制作するにあたって、どんどんと自分自身が変化していった。ヨーロッパの人々をはじめ、ヌードや性的欲望を露わにする事がそれほど恥ずかしくない文化圏で育った人たちと共に仕事を進めていくうちに、とても興味深いと思うようになった。監督のヨルゴスはギリシャ人で、彼は"アメリカのメディアでは暴力は許容されるのに、セクシュアリティは見下されている"と、いつも驚いていた。年齢を重ねるにつれて私の考え方はどんどん広がっていく。宗教をはじめ、私が子供の頃に触れていたものから、ある種抜け出したのは間違いない」 ジミーのジョークは気に入らなかったにせよ、主演女優賞を受賞したエマの実力は正真正銘素晴らしいもの。エマ、本当におめでとう！