ex JAYWALKの中村耕一さん(73)が9日、初主演の映画『はじまりの日』完成披露舞台挨拶に登場。出演のオファーを断っていたことを明かしました。 監督からのオファーを3度断っていたという中村さんは、「単純に僕は演技はもう無理だ、できないって言って。例えば、バンドやってた時に新曲ができました、プロモーションビデオ撮ります。 たまに監督さんによっては、『ここでこういう演技をちょっと入れてくれませんか』って。それを無理無理無理無理って。1回やったことがあるんですけど、やっぱり後で見ると、すごく大根でわざとらしくて、僕にはもう無理だってなって」と、理由を明かしました。

映画のイベントに登場した中村耕一さん

そんな中、なぜ出演に踏み切ったのか問われた中村さんは、「4回目に会った時にもう第一声が、『セリフなくしました』って言った。セリフないんだって思って。もう1つ、監督さんは『演技を要求してません』って。どういうことですかって言ったら、『もうカメラの前で、そのまま素でいてください。指示は僕が出します。演技は絶対しないでください』って。演技しなくていいんだって思って。僕単純ですから。僕にとっては歌が全てなんです。奇跡に近いこの体験を歌にかえられればいいなって。何かいい形でかえられればいいなっていう期待がすごく生まれて、それでよろしくお願いしますってなった」と、出演に至った経緯を明かしました。