川崎フロンターレのバンディエラ、中村憲剛氏　撮影：中地拓也

　サッカー元日本代表MF中村憲剛氏のカナダでの人生初の英語スピーチに称賛の声が集まっている。 ■【動画】「ものすごいことが起きております」「数分間で心を掴んでしまう」の声! 中村憲剛氏の堂々＆喝采の人生初“英語スピーチ”■ 　川崎フロンターレひと筋のバンディエラとして多くのファンに愛された中村氏は、2020年限りで現役引退した後、解説者として活躍すると同時に指導者としての活動を開始した。現在は将来的な監督就任へ向けてS級ライセンス取得を目指しており、その海外研修で今回、約2週間に渡ってカナダのパシフィックFCの臨時コーチに就任した。 　チーム合流直後、背番号14に「KENGO」のネーム入りユニフォームをプレゼントされ、自らのSNS上に「まるで新加入選手のような写真ですが、ゲストコーチとしての帯同です」と綴って公開した写真が話題になっていたが、さらに現地時間4月19日に行われたホームでのカナダ1部リーグ第2節・バラーFC戦では、ハーフタイムに本拠地ファンの前で英語でのスピーチを行った。 　その動画をパシフィックFCの公式エックス（旧ツイッター）が公開した。スタンドからの拍手を背にピッチ上に登場した中村氏は、その声援に両手を振って応える。そしてマイクを手に英語で自己紹介した後、「これが私にとって初めての英語スピーチです」と話して大歓声を浴びると、最後は「ともに勝点3を獲りましょう!」「レッツゴー!」と盛り上げている。

■「ほっこりする良いスピーチだ」

　この中村氏の人生初の英語スピーチながら、その堂々たる語りと拍手喝采の反応に、SNS上には次のようなコメントが寄せられた。 「ものすごいことが起きております」 「英語スピーチナイスよ!研修で経験積んでそこからS級取得して素晴らしい監督になって欲しい」 「さすがケンゴさん!!!“はじめまして”なのに堂々としゃべって、数分間で心を掴んでしまう。」 「下手くそでもええねん　気持ちがこもってれば」 「ほっこりする良いスピーチだ」 　このスピーチ動画を、中村氏も自身の公式SNSに投稿して「最高の雰囲気を作ってくれたPACIFIC　FCのファンみなさん、本当にありがとう試合もPACIFIC勝利で最高でした」と綴っている。チーム帯同は5月5日までだが、その短い間にカナダ人のファンを多く作って帰ってきそうだ。