息子チャーリーがホールインワン! 「彼のプレーが羨ましい」と目を細めたタイガー【コラム】
メジャーチャンピオンとその家族がペアを組み、2日間36ホールのスクランブル方式で競うオフ恒例の親子イベント、PNCチャンピオンシップ。5度目の出場となったチャーリー&タイガーのチーム・ウッズが魅せた。 【動画】チャーリーがホールインワンを決めた瞬間 父タイガーも大喜び フロリダ州オーランドのリッツカールトンGC、4番パー3(176ヤード)で7番アイアンを握ったチャーリーのティーショットはピンに向かって真っ直ぐ飛び、カップ左をとらえるとスルスルと転がって視覚から消えた。ホールインワン! カップインしたところが本人には見えなかった。だがギャラリーからは大歓声が湧き上がる。最初は半信半疑だったチャーリーもエースだったことを知ると父とガッチリ抱き合って喜びを爆発させた。 「最高でした。7番アイアンをちょっとカットさせエースをマークすることができて本当に楽しかった」とチャーリー。父も「これまでで最高のハイライトだね」と興奮を隠せない。 小学生の頃からこの大会に出てファンやメディアの注目を一身に集めてきたチャーリー。15歳の高校2年生となった今は父とほとんど変わらないほど背が伸び、タイガー譲りの力強いスウィングに磨きがかかった。 「みんな忘れているが息子はまだ15歳。その年にして長足の成長を遂げているし、みんなに注目されるなか様々なことをやり遂げてきた」と父は息子の成長に目を細める。 「自分が彼の年齢のときは、今の彼ほど球は飛ばなかったしゴルフも上手くなかった。当時チャーリーくらいのショットがあったら、と羨ましく思うよ」と褒める父に息子は「でもパパの方がいっぱい勝ってたでしょ?」。 するとタイガーは「パットが決まってくれたからね」と愉快そうに笑った。 初日ベルンハルト・ランガー親子とともに50台(59)をマークしたチーム・ウッズは2日目さらに好調なプレーで「57」を叩き出した。しかし、チーム・ランガーも譲らず通算28アンダーで並びプレーオフへ。 サドンデス1ホール目、イーグルトライがカップに嫌われたウッズ組に対し、67歳のランガーが6メートルを沈めてイーグル。連覇及び大会6度目の優勝を勝ち取った。 敗れたもののタイガーは「サムがキャディをしてくれてチャーリーが素晴らしいプレーをしてくれた。家族と過ごした特別な時間は生涯忘れられない」と今年一番の笑顔を見せた。