【速報】パンダの「タンタン」が天国へ 長年連れ添った飼育員「家族や友達以上の存在…ありがとうと言いたい」国内最高齢のジャイアントパンダ
神戸市にある「王子動物園」のジャイアントパンダ・タンタンが死んだということです。神戸市が午後3時半より会見を行い詳細について説明しています。 【LIVE】パンダ「タンタン」が死ぬ 動物園が会見
飼育担当「家族や友達以上…ありがとうの気持ちが強かった」
市によりますとタンタンは3月31日に心肺停止となり蘇生措置を行いましたが、午後11時56分に死んだということです。 1日午後3時半から行われている会見の中で、飼育担当の梅元さんは「家族や友達以上の関係。ファンの多い子で、自分自身にもありがたい存在だった」などと話しました。 また、飼育担当の吉田さんは「帰って来いよと声をかけたが心臓が止まってからだった。『ありがとう』の気持ちが強かった」などと話しました。 そのかわいさから“神戸のお嬢さま”とも言われ、みんなに愛されていたメスのジャイアントパンダ・旦旦。
日中共同での飼育繁殖研究の目的で約23年前に王子動物園へ
王子動物園にやってきたのは、今から約23年前。公開初日から大勢の人が訪れ、震災で落ち込んだ神戸の街に活気をもたらした旦旦。 神戸市によりますと、タンタンは日中共同飼育繁殖研究の目的で2000年7月に中国四川省から来園、ジャイアントパンダの飼育繁殖研究、技術交流など多大な貢献をしてくれたということです。 旦旦は、2021年に不整脈といった心臓疾患の症状が見つかった為、治療が続けられていて、おととし3月から一般公開は中止していました。 今では、国内最高齢のジャイアントパンダとなり、3月中旬から液体状の栄養食も摂らなくなるなど食欲低下が続いているということで、園は一旦、日々のSNSの投稿を休止を表明していました。その後、治療と健康状態の回復に専念していました。 今年3月に王子動物園を訪れた人からは「すごく心配」「神戸だけではなく関西のシンボルだった」などの声が聞かれました。