サンドウィッチマン寄贈の「東北魂トイレトレーラー」 能登半島地震の被災地へと「今、向かってるんです」
1月6日（土）、お笑いコンビ・サンドウィッチマンの伊達みきおと富澤たけしがパーソナリティを務めるラジオ番組「サンドウィッチマン ザ・ラジオショーサタデー」（ニッポン放送・毎週土曜13時～1５時）が放送。東日本大震災時に2人が立ち上げた「東北魂義援金」によって宮城県気仙沼市に寄贈した「東北魂トイレトレーラー」を、能登半島地震の被災地に出動させたことを報告した。 【写真】側面から見た、サンドウィッチマン寄贈の「トイレトレーラー」
伊達：我々が東北の避難所を回った時に「一番困ったのはトイレなんです」っていうのは、いろんな方から聞いていて。もう匂いも凄いし、まず（数が）足りないと。体育館とかに避難するからみなさん。体育館てそんなに無いじゃんね、トイレ。 富澤：無いし、水が流れないとなるとなかなかな不衛生な状態になっちゃうよね。 伊達：それはもう（被災者の方々から）直接聞いていたので。なんか物にして義援金を使おうとなった時に「トイレ、いいね」「トイレトレーラー、いいじゃん」って決めたんです。
被災された方々からの意見を参考に「東北魂義援金」の有効的な使い道を決めたという。そして今回の能登半島地震が発生した際には、伊達は寄贈した移動型トイレ「東北魂トイレトレーラー」を現地に出動させて欲しいと気仙沼市に掛け合ったというのだ。 伊達：今回北陸の地震でね「ちょっと（トイレトレーラーを）持っていってもらえませんか？ 移動できませんか？」って。まあ遠いですよ、はっきり言って。 富澤：うん、まあね。 伊達：そしたらもう「気仙沼としても考えてました」と。で、今向かってるんですよ。石川県輪島市の輪島市立鳳至小学校というところに。 富澤：避難場所になってるのかな。 伊達：そう、避難場所で600人くらいが避難されてる場所なんですって。その避難所には仮設トイレが3台。 富澤：あるわ、あるんだ。 伊達：多分ですけど、工事現場とかにあるようなトイレだと思います。これも相当（対応が）早いなと思います。3台設置されてるというのがね。ただ、600人近く避難されてる方がいらっしゃるんで、足りないよね。 富澤：多分ね。 伊達：トイレの我慢というのも、一番大変ですからね。特に女性もね。 富澤：そう、そこから病気になってしまったりするし。あと、多分あの（トレーラーの）個室だったら授乳とかもできるのかな。 伊達：結構広めのね、個室になってますんで。是非活用していただきたいなと思います。
厳しい避難所生活が少しでも改善されればとの願いを込めて出動させた「トイレトレーラー」ではあったが、道路状況の影響などもあり当初の予定よりも到着が遅れているという。それでも確実に避難所には近付いているそうで、あと数日以内には到着すると番組内で現状を報告した。
