７回２死一、三塁、山本泰寛を見逃し三振に仕留めた高梨雄平（カメラ・相川　和寛）

◆ＪＥＲＡ　セ・リーグ　巨人２―０中日（２３日・ひたちなか） 　巨人・高梨雄平投手の好救援が勝利を呼び込んだ。山崎伊が先頭の中田翔内野手をストレートの四球で歩かせ無死一塁。１死は取ったが岡林勇希外野手に左前打されたところで阿部慎之助監督が自らマウンドに行き交代を告げ、２番手に左腕・高梨雄平投手を送り込んだ。 　ここで高梨は高梨は代打・大島洋平外野手を遊ゴロ、山本泰寛内野手を見逃し三振に打ち取り、ガッツポーズ。得点を許さず、見事な火消し役を果たした。 　試合後、山崎伊とともにお立ち台に上がった高梨は、好救援を感謝する山崎伊に「去年散々、伊織の勝ちを消したんで、なんとか抑えたいなという気持ちで行きました」と返答。 　７回１死―、二塁で登板し左打ち、右打ちの打者２人を抑えた場面について「２点あったんですけど、１点もやらないという気持ちで行きました」と話し、引き分けをはさんでのチームの連敗を止め、９連戦の初戦を勝ったたことについては「まだ８試合あるので。ただ、引き分けと負けが続いていたので、まずは１個とれてよかったです」と、ほっとした表情で語った。 　また、ひたちなかで巨人が勝ったのが１７年ぶりと聞かされると「昨日食べた、常陸の牛が効きましたね。おいしくいただきました。ありがとうございます」とと話し、球場のファンへ「なかなか来ることができない球場でいい試合を見せられてよかったです。ぜひ東京ドームにも足を運んでください」と呼びかけた。