外部ディスプレイ2枚接続可能になったM3 MacBook Airを検証し、MacBook選びを考える(村上タクタ)
Studio Display 2台を使って検証してみた
まず、リッドクローズ状態で、2台のStudio Displayを接続してみる。Studio DisplayはThunderboltケーブルで接続した。 もちろん、当然のことながら2台とも動作する。ちなみに、Studio Displayは5Kなので、本体を閉じて、2台の5Kディスプレイを接続できたことになる。 この状態で、本体のリッドを開くとどうなるのだろうか? 本体のリッドを開くと、内蔵ディスプレイが稼働し、1枚の外部ディスプレイは消えてしまった。本体のディスプレイを使っている状態では、外部ディスプレイは1台しかサポートされないことが実証された。 続いて、外部ディスプレイが5K以下の4Kディスプレイでも、2台目の外部ディスプレイを接続することはできないということを検証するために、2台目の外部ディスプレイとして、リコーのLight Monitor 150BWを接続してみた。 しかし、それではリコーのLight Monitor 150BWは動作しなかった。 本体のリッドを閉じると、はじめてリコーのLight Monitor 150BWは動作した。これで、本体は閉じて5Kと4Kの外部ディスプレイが動作しているということになる。 ちなみに、外部ディスプレイの接続がHDMIケーブルで、Thunderboltへの変換コネクター経由でも動作するかどうかを試してみたが、こちらも問題なかった。 結論としては、アップルの発表したとおり、本体を閉じていれば5Kディスプレイ2台を利用できるし、スペック上このうちの1台が6Kでも表示できるはずだ(これは手元になかったので、検証できなかった)。逆にリッドを開いて本体のディスプレイを動作させた状態では2台目のディスプレイは動作しないということが分かった。 ちなみに、同じM3チップを使うM3搭載MacBook Proではこの機能はサポートしていないのかとアップルに聞いたところ、「ソフトウェアアップデートで対応予定」との返答があった。ソフトウェアでハードの機能が変わるというのは面白い。M3搭載MacBook Proをお使いの人にとっては嬉しい情報だろう。