岩手県警、先端技術で犯罪対応強化 捜査支援分析課を新設
デジタル技術を駆使し、巧妙化する犯罪に立ち向かう。岩手県警(増田武志本部長)は1日、刑事部に捜査支援分析課を新設した。防犯カメラの解析や先端技術をフル活用し摘発、行方不明者の発見に結び付ける。 盛岡市内丸の県警本部で発足式を行い、増田本部長が約30人を前に「捜査の効率化や捜査支援分析の高度化、客観的証拠収集の充実のため、手法の検討や装備・資機材の導入に積極的に取り組んでほしい」と激励した。 2024年度組織改編で刑事企画課内の捜査支援分析室を格上げし、15人態勢で始動。防犯カメラ映像の迅速な収集や解析のほか、ドローンなどの先端技術を活用し、悪質・巧妙化する犯罪に的確に対処する。県警によると、捜査支援分析課と同様の組織は23年度末時点で、少なくとも全国に15ある。