【衆院選・県2区】県内最多4人が“激戦” 5期目を狙う自民前職に共産・れいわ・国民の新人3人が挑む【山形発】
初の国政選挙 れいわ・二藤部冬馬氏
初めての国政選挙に挑む、れいわ新選組・新人の二藤部冬馬氏。 大石田町議を2期目途中まで務めた経験から、地方の衰退を止めるため、「消費税の廃止」「最低賃金の全国一律1500円の実現」など、国の制度を抜本的に見直す必要があると訴える。 街頭演説では「地方自治体は財政難。自民党は裏金まつり。これが失われた30年の正体ではないか。一部の利権者・宗教のための政治から、市民のための政治を取り戻す時」と述べた。 れいわ新選組としても、山形県での本格的な国政選挙は初めてで、街頭演説は商業施設の前など人が集まる場所に特化し、政党色を押し出す。二藤部氏は「東北にこそ積極財政。れいわ新選組が先頭に立ちます。失われた30年を取り戻す経済政策、れいわ新選組がやります。山本太郎と二藤部冬馬がやります」と訴えた。 公示前から党勢拡大に努めてきた二藤部氏。ボランティアの仲間とともに手作り感ある選挙戦を展開している。 二藤部氏は、「いろんな世代の方から『頑張ってください』と応援の言葉を、力をいただいている。さらに手応えを感じられるように戦っていきたい」と意気込みを語った。
元県議 国民・菊池大二郎氏
国民民主党・新人の菊池大二郎氏は、村山市議と県議を務め、初めて国政選挙に挑む。街頭演説で、菊池氏は「私たちが子や孫に残したかった日本の姿はこんなものだったのか。私は怒りに震える。今の世の中おかしい。これまでの世の中の積み上げ方が悪かった。みなさんの方がわかっているはず。だからともに戦ってほしい」と訴えた。 国民民主党と立憲民主党・連合山形の「2党1団体」の統一候補として臨む選挙戦。舟山康江・芳賀道也の両参議院議員ががっちりサポートする。さらに公示日には、党の榛葉幹事長が駆けつけ、小選挙区での必勝を呼びかけた。 選挙戦では、「消費税・ガソリン税の減税」「社会保険料の負担軽減」「農家の所得向上」など、暮らしを支える政策を訴えている。「菊池」の名前にちなんだ「聴くチカラ」をキャッチフレーズに、有権者と直接話す時間を大事にしている。 小国町での演説では「本当の意味で地域の声が伝わって来なかったから、でたらめな政治が目の前で我々を襲っている。魂の叫びを私とともに国に届けようではありませんか」と訴える。 全力疾走で挑む選挙戦。声を枯らしての訴えが続く中、菊池氏は「声が枯れているのも声援に応えている証」とした上で、「自分の声が尽きようとも、大地を踏みしめて体全身で、みなさんとともに選挙を展開したい」と意気込みを語った。 (さくらんぼテレビ)
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