LOディアンズ&NO8マキシ! 超速ラグビーはFWが支える!!
エディー・ジャパンが掲げる超速ラグビーはFWが支える。9月1日LOワーナー・ディアンズとNO8ファウルア・マキシがオンライン取材に出席。まず55-28でテストマッチ初勝利となった『アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ 2024』カナダ戦を振り返った。 【PHOTO】ファウルア・マキシ ディアンズ「最初の30分はミスも少なく自分たちの超速のアタックができ、ディフェンスでもターンオーバーできて、そこからのアタックがうまくできていた。30分まではうまくいっていた。その後、疲れてミスが起きてしまった。ペナルティ、規律のところで緩くなるところでカナダがチャンスを掴んでアタックしてきた」 マキシ「カナダ戦はたくさんいいイメージもあったし、課題ももちろん出た。自分たちのミスで相手にゲインされたり、自分たちのハンドリングエラーとか小さいミスで自陣まで持ってこられた。前半は自分たちのやりたい超速ラグビーをできたので、ハンドリングエラーや小さいミスをなくしたら、今週もっといいゲームができると思う」 同じくカナダに28-15で勝利したアメリカの印象はこうである。 ディアンズ「アメリカの印象はすごいアスリート。いろんなスポーツをやっていてトップアスリートだと思う。フィジカル、コンタクトで勝負してくると思うので、最初の20分、カナダ戦で成功したように、フィジカルを待つのではなく、自分たちが上回るつもりでやりたい」 マキシ「米国は体が大きいし、フィジカルは強いので、フィジカルバトルで勝ち、超速ラグビーをしたい。まず今週の準備が大事なので、一日一日のトレーニングをみんなで大事にしていきたい」 ジョーンズHCはマキシを「世界一のエイトになる可能性を秘めている」と高く評価するが、本人はまだまだと謙遜した。 マキシ「(その話は)聞いていない。全然満足していない。自分自身、まだまだ上を目指している。(『ラグビーワールドカップ2023』のメンバー落ちを経験して)もう一回自分のことを見直した。何が足りなくて、何がうまくいっていないとか見直して、トレーニングでも『リーグワン』でも自分らしくプレーし続ければ、いつかチャンスくると思って実践した。エフォートやワークレートをもっと上げていきたい」 ジョーンズHCに求められるものをマキシはこう理解していた。 「ボールキャリー。今でも完ぺきではなく、ボールキャリーの質もそうだし、ボールキャリーの回数も、チームのアタックをどれだけ前へ持っていくのが、僕のフォーカスポイント」 ワーナーはラインアウトのコーラーとして、マイボール確保に余念がない。 「ラインアウトに関してイングランド戦はいい試合、ジョージア戦もうまくできて、イタリア戦はミスが多くなってしまった。カナダ戦は自分たちのラインアウトをフォーカスして、スピードで自分たちの高さを出せるリフトとジャンプに集中してやった」 超速ラグビーを実践するため、ふたりは自分の役割を果たすつもりだ。 ディアンズ「(アメリカは)大きいラインアウト。そこに対して自分たちのスピードで勝負したい。試合中ずっとスピードを上げていくと疲れてくるので、しっかりコントロールすることが大事。ラインアウトで早くいきたい時は早くセットして、コントロールすべきところではコントロールしていきたい。セットに入るまでのところをコントロールして、ジャンプを早くするとか。相手キックからラインアウトの時に早くセットすれば、うまくボールを取れると思う」 マキシ「自分たちは最初から超速ラグビーをやる。自分たちのやりたいラグビー、フィジカル、ハードワーク、一人ひとりがそういうマインドセットを持って、最初から最後まで。その中でミスは起こると思う。それは修正できる部分だと思うので、自分たちのハンドリングエラーとか気を抜いたらカナダ戦のようになると思うので、相手をアタックし続ける。そのため自分は80分通してボールキャリーをずっとして、チームのゲインラインを前へ持っていきたい。ディフェンスも好きなので、しっかりタックルして相手のゲインラインを止めるとか、チームにエナジーを伝えようと思っている。ゴールは80分間通して働き続ける。アタックでもディフェンスでも、もっともっと伸ばしていきたい」 『アサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ 2024』プールB・日本代表×アメリカ代表は9月7日(土)・熊谷スポーツ文化公園 ラグビー場にてキックオフ。プールAの戦況はフィジーが1勝、サモアが1勝1敗、トンガが1敗。『アサヒスーパードライ PNC』ファイナルシリーズは9月14日(土)・秩父宮ラグビー場にて5位決定戦と準決勝①、15日(日)・秩父宮にて準決勝②(日本代表は準決勝②に出場)、21日(土)・東大阪市花園ラグビー場にて3位決定戦と決勝を開催。チケット発売中。アメリカ戦の模様はBS日テレにて生中継。