平野紫耀&神宮寺勇太&岸優太、歌とダンスでついに見せたNumber_iの真骨頂 「BON」の斬新さを紐解く
Number_i「BON」で何度も“Number_i”が歌われる意味
何が起こるかわからない面白さだったり、3人だからこそ作り上げられる空気感があったり、全体としての力強さだったり――。「BON」のダンスには“Number_i”そのものが表現されているようにも思う。曲中でグループ名が何度も登場するように、「BON」では彼ら自身のことが歌われている。同じように、ダンスでもNumber_iというグループの個性が示されているように思うのだ。 ダンスが洗練されたグループは他にも多くいるが、彼らほどパフォーマンスを通して自分たちを大胆に表現できるグループはなかなかいないかもしれない。だからこそ、その斬新さやまっすぐさに惹かれるものがあるのだ。 「BON」の振り付けは、ダンサー/コレオグラファーのKAZtheFIREが手掛けている。彼とNumber_iといえば、昨年秋頃にInstagramやX(旧Twitter)で一緒に踊る動画を公開していたことも記憶に新しい。当時はまだデビュー前だったが、その頃も、そして今も、3人は努力を積み重ねてきた。作品ごとに新しい、どんどん拡張していくパフォーマンスを見ていると、次はどうやって驚かせてくれるのかと期待せずにはいられない。 アインシュタインは「天才とは努力する凡才のことである」という名言を残している。彼の言葉を踏まえれば――Number_iはやはり、〈3人の天才〉と言うのに相応しいだろう。
かなざわまゆ