<春に駆ける’22センバツ>選手紹介/14 聖光学院・三田寺大吾内野手/聖光学院・古宇田来内野手 /福島
◇「小さな巨人」目指す 聖光学院 三田寺大吾(みたでら・だいご)内野手(2年) 好きな言葉は「小さな巨人」。小さくてもできるということを大舞台で証明したい。 この冬は、弱点である下半身の強化を重点的に取り組んだ。100キロのバーベルを肩に担いでスクワットをする。提示された回数プラス10回をこなし、日々、己の限界を超えてきた。1月下旬にあったユニホーム採寸の時は「パンツのサイズがアップした」と成長を実感している。 尊敬する人物に、中学時代に所属していた友部シニア(茨城)の川崎喜公コーチを挙げる。時には厳しく指導してもらい、進路選択の時は相談に乗ってくれた。今でも気にかけてくれて、マメに連絡を取り合う間柄だ。 野球に対する貪欲な姿勢は誰にも負けてないと自負する。全力プレーでお世話になった方々に恩返しする。 167センチ、67キロ。内野手。右投げ右打ち。 ◇初戦で友と再会へ 聖光学院 古宇田来(こうた・らい)内野手(2年) 副主将を務め、主将の赤堀を支えている。 好きな言葉は「名もなき雑草にも日は当たる」。中学の軟式野球部の顧問から卒部式にもらった言葉を今でも大事にしている。大好きな野球を子どもたちに教える指導者の道に興味があるため、将来は教師になるのが夢だ。 イチゴが大好物。「一口サイズで食べやすいので、気づいたら食べ過ぎていることもよくある」と笑う。コロナ対策を徹底するため、寮の食堂は使用せず、各自の部屋で食事をとる。部屋仲間とのちょっとしたおしゃべりが、つかの間の息抜きとなっている。 甲子園では、二松学舎大付と対戦する夢がかなった。小学校の時に同じチームだった藤岡良祐(2年)は大の仲良し。「大舞台で早く再会したい」と初戦を心待ちにしている。=つづく 180センチ、82センチ。内野手。右投げ右打ち。