Hinaさん「ラストライブの映像を繰り返し観ては涙を流していたんです」FAKY活動休止後の心境を語る!
実力派ガールズグループ「FAKY」の個性豊かなメンバーの一人として、国内外で活躍してきたHinaさん。2024年1月より活動休止となった「FAKY」のラストライブから3カ月が経ち、今まさに新たな世界に飛び込もうとしている彼女に、今後の目標や思い浮かべている未来像を伺いました。 【写真】Hinaさん、透明感のある美しさ
しんどいのは自分だけじゃないからこそ頑張れる
――「FAKY」活動休止前のラストライブを終えて、2カ月が経ちました。今の率直な気持ちを教えてください。 Hinaさん:この2カ月の間に、たくさん心境の変化がありました。ラストライブが終わった直後の1週間は、繰り返しそのライブの映像を観ては、涙を流していたんです。「やり尽くした」という気持ちもあって、本当に何もする気が起きませんでした。 ラストライブが今までで一番大きなステージでしたし、自分たちのやりたいことが反映できた、まさに「集大成」だったので、その余韻から抜け出すのに少し時間がかかってしまいました。嘘みたいな話なんですけど、ずっとライブの夢を見続けていたんです。メンバーたちとは毎日一緒にいたから、会う習慣がなくなって寂しかったというのもありますね。これからの不安もあったんだと思います。 でも、今は前向きに考えられるようになりました。こうやって気持ちを切り替えられたのは、時間のおかげかもしれません。今までは、ライブ、ライブのための練習、レコーディング、そのあいだに個人の活動をしていたので、目が回るくらい忙しかったんです。休みなくずっと何かに向かって走り続けていたので、自分をケアする時間がなかったのかもしれません。当時はスケジュールに隙間をつくるのも怖くって、とにかく予定を入れていました。今は自分だけにフォーカスできる時間が増えたので、その「余裕」が私を前向きにしてくれたんだと思います。 ――活動休止が決まってからラストライブまでは、どのような気持ちでしたか? Hinaさん:グループ活動を休止することが決まっているけれど、まだファンの方々は知らない、という時期はとてもつらかったです。ライブが終わりステージからはけた瞬間に、メンバー全員で泣いてしまうときもありました。申し訳なかったり、寂しかったり……いろいろな感情がごちゃ混ぜになっていたのかもしれません。 でも活動休止が決まったからこそ、今まで以上にファンの方々との時間を大切にできるようになったことは大きな経験です。私の発するメッセージを受け取って「その言葉のおかげで頑張れているよ」と言ってくださる方もいて、言葉のコミュニケーションの大切さを学べました。ファンの方々のことを思い浮かべて、私自身も元気をもらっています。 活動期間中は、慣れない海外でライブをしたり、びっくりするくらい大変な現場がたくさんあったんですけど(笑)、どんなにつらいときでも、いつでも隣にメンバーがいてくれたから乗り切れました。「しんどいのは自分だけじゃない」って、心強いですよね。