オコエが親しらずの抜歯でOP戦欠場!
楽天のドラフト1位、オコエ瑠偉外野手(18)が4日、倉敷で行われた西武とのオープン戦のスタメンから外れ、試合を欠場した。休養? 2軍落ち? など憶測が飛び交っていたが、理由は試合直前に痛みだした右奥上部分の親しらず1本の抜歯治療を行っていたもの。試合前練習終了後に、岡山市内の病院で治療を行い、7回頃には球場に戻ってベンチから声を出していた。 試合後、梨田監督が明らかにしたもので、チームが宮崎から倉敷に移動した頃から痛みだした歯の痛みが引かないため、試合前にオコエがトレーナーに相談。この日もスタメン出場予定で、本人は仙台に帰る7日まで我慢するつもりでいたらしいが、梨田監督は「すぐに抜いて来い!」と治療を優先させた。 梨田監督は、得意のダジャレで「親の心子知らずだね」とひっかけたが、明日、5日に倉敷で行われるソフトバンクとのオープン戦は、再びスタメン出場予定。 オコエは、「気合でがんばります!」とケロっとした顔で球場を後にしたが、連日のスタメン出場の緊張などもあって蓄積していた疲れを抜く意味でも、いい休養になった様子だ。 プロ野球のバッターは、スイングの際に歯を食いしばるため、その歯には何トンもの負担がかかると言われている。その保護のためマウスピースを使用して打席に入る打者や、歯の健康を保つためにオフに治療とメンテナンスを徹底している打者も少なくない。丈夫な歯は大打者の証明とも言われている。そう考えると、開幕1軍が見えてきた将来性豊かなオコエが、ルーキーイヤーに、親しらずの治療でオープン戦を欠場して歯の大切を知ったことには大きな意味があるのかもしれない。