【速報】日経平均終値3万4675円 上げ幅過去最大の3217円
6日の東京株式市場で、日経平均株価は4営業日ぶりに反発し、終値は前日に比べて3217円高い3万4675円でした。終値ベースでの上げ幅は、1990年10月2日の2676円を上回り、過去最大となりました。日経平均株価は5日に過去最大となる4451円の下落幅を記録しましたが、この暴落で下げた分を大幅に戻す結果となりました。 6日は取引開始直後から、幅広い銘柄に買いが集まる全面高の展開となりました。5日は東証プライムに上場する銘柄の98%が下落しましたが、6日は一転し、90%以上が上昇しました。キーエンスは買い注文の殺到でストップ高水準まで上昇し、12時40分に値段が付きました。買いの勢いが強いことから、日経平均先物とTOPIX先物の取引を一時中断する「サーキットブレーカー」が発動される場面もありました。日経平均株価の上げ幅は一時3400円を超えました。 日経平均株価は8月に入ってから、5日までの3営業日で下落が続き、3営業日を合わせた下落幅は7643円に達しました。そうした中で、大きく下落した銘柄を買い戻す動きが広がったほか、外国為替市場で円安・ドル高が進み、一時1ドル=146円台を付けたことも、日本株の追い風になりました。また、5日に発表されたアメリカのサービス業の景況感を示す、ISM非製造業景気指数の結果が市場予想を上回ったことも、投資家心理の改善に寄与しました。