鏡餅作り、新年に向け着々 山形
日本の伝統的な正月飾りの鏡餅作りが山形市の城北麺工で盛んに行われている。生産は後半に入った。 同社が生産する鏡餅は国内産のもち米を使う。ついた餅を直接容器に入れる充填(じゅうてん)タイプと、個別包装の切り餅や丸餅を、鏡餅をかたどった容器に入れるタイプの2種類がある。大きさは160グラムから2580グラムまで12種類ある。環境に配慮して、燃えるごみとして出せる容器を使った製品も販売している。 長橋史佳営業本部長によると、米価が平年の1.5倍になっているため、製品も若干の値上げがあるという。それでも「正月に欠かせない一品。家族で新年を祝う場に飾ってほしい」と話す。 県内のスーパーでは11月に入り鏡餅が並び始めた。同社の製品は全国販売される。生産は12月初めまで続き、約80万個が出荷される。