“崖っぷち”から1軍戦力に…主力クラスへ浮上した選手(2)4年連続防御率5点台からの“脱却”は
熾烈な競争が繰り広げられるプロ野球の世界では、十分な結果を残すことができなければ、必然的に厳しい立場となる。そんな中、2024年シーズンは苦境に立たされていた選手の飛躍や復活が目立っている。ここでは、今季は正念場と見られていたものの、一軍戦力として活躍している選手を紹介したい。(※今季成績は7月4日時点)
坂本裕哉(横浜DeNAベイスターズ)
・投打:左投左打 ・身長/体重:180cm/87kg ・生年月日:1997年7月28日 ・経歴:福岡大大濠高 - 立命館大 ・ドラフト:2019年ドラフト2位 プロ入りから4年連続で防御率5点台以上と苦しい結果が続いていた坂本裕哉。プロ5年目の今季は一転、安定した投球を見せ、左のリリーバーとして地位を確立させようとしている。 立命館大から2019年ドラフト2位で横浜DeNAベイスターズに入団。ルーキーイヤーから開幕ローテーション入りし、デビュー戦でプロ初勝利を記録したが、最終的に同年は10試合の登板で4勝1敗、防御率5.67に終わった。 その後は先発、中継ぎとあらゆる役割で起用されるも、思うような結果を残せず。昨季はリリーフを中心に13試合に登板したが、防御率5.76と低調な数字に。 それでも今季は、5月上旬から一軍に昇格すると、リリーフとして好投を続け、チーム内での序列を上げた。 右打者の外角に鋭く落ちるチェンジアップを武器に、現時点で21試合に登板、7ホールド、防御率0.96と抜群の安定感を誇っている。このまま状態を維持し、飛躍のシーズンとしたい。
ベースボールチャンネル編集部