アルインコ、ハンディートランシーバー発売 新チャンネルとIP無線ハイブリッドが可能
アルインコは今月下旬、昨年9月に増波された82チャンネルに対応し、IP無線とのハイブリッド運用も可能なデジタル簡易無線(登録局 3R、3T)ハンディートランシーバー、「DJ-DPS72WKA」をに発売する。 同機は直接電波が届くところは従来の簡易無線、圏外エリアは本機とBluetoothでペアリングしたスマ-トフォンを使うアプリ無線で通信可能。どちらも無線機のPTT操作で通話できる。 また、あらかじめ設定しておくことで、音声を簡易無線とアプリ無線に一度に送信でき、スマホにかかってくる通常の電話呼び出しも無線機側で応答可能。同社独自の秘話コードや設定内容を知らせる音声ガイダンス、送受通話録音、周りの騒音を減らすDSPのノイズ抑制など、便利な機能は従来のS70シリーズのものを全て継承している。 IP無線アプリケーションの「Air-InCom.Lite」は個人でも契約が可能。簡易無線のチャンネルのような「オープンチャンネル」が500chあり、ユーザーは好きなチャンネルを一つ選んで通話する。チャンネルで待ち受けする他人に通話が聞こえるのは一般の無線と同様だが、オプションの「シークレットチャンネル」を契約すれば、他人が入れないチャンネルで通話が可能。同機購入者にはAir-InCom.Lite用の一定期間無料使用可能なクーポンコード(1アカウント)が提供される。 なお、同機の価格はオープン。
電波新聞社 メディア事業本部 報道部