ルーキー政田夢乃にインタビュー! 彼女の夢や自身の強みとは?
5回目の挑戦で昨年のプロテストに合格、ルーキーとして今シーズンを戦っている政田夢乃。ここまで(9月24日現在)トップ10入り4回と見事な活躍を見せている。2024年10月1日号の週刊ゴルフダイジェストでは、そんな政田に自身のゴルフと今後の目標を特集している。「みんなのゴルフダイジェスト」読者にもお裾分けしよう。
政田夢乃(まさだ・ゆめの) 2000年7月28日、北海道生まれ。ジュニア時代は北海道で数々のタイトルを獲得。2014年全国中学校ゴルフ選手権、2017年全国高等学校ゴルフ選手権でも優勝。昨年、5回目の挑戦でプロテスト合格。今季はルーキーながらNEC軽井沢で2位タイなどトップ10入り4回の活躍。154cm、54kg。なないろ生命所属。
「緊張しないのが私の強み。ギャラリーが多いと緊張よりも“楽しい”が勝っちゃいます」
JLPGAツアーは後半戦に突入したが、夏のオープンウィーク後から新星のごとく現れたツアールーキーがいる。それが政田夢乃だ。今季、QTランク147位でスタートするもリランキングで30位までランクを上げ、NEC軽井沢2位タイ、ニトリレディス4位タイ、ゴルフ5レディス8位タイの大活躍。そんな彼女のプロフィールを見ると、ゴルフは3歳から始めたと書いてある。 「ゴルフをしたときの写真があって3歳の誕生日の1日前だったので2歳でしたがほぼ3歳です。当時、父がゴルフにハマっていて一緒に練習場に行ったのがきっかけです、その頃の夢はシンデレラでした(笑)。ゴルフを始めて4~5歳くらいのときに美唄で行われた女子ツアーを見に行って、そこからプロになりたいって思うようになりました。 最近、3つ下の弟(大成)もゴルフを始めたんです。高校までずっと野球をやっていて、まだゴルフ歴は3年くらいですけど、ティーチングプロを目指しています。大学に入って急に受けるみたいになったので、ちょっと驚きました」 政田はジュニア時代の成績も凄い。中学、高校で全国優勝を経験している。そもそもゴルフは父から習ったのか? 「父は100切れないです。小学1年から通っていたインドア練習場があって、そこのオーナーに教えてもらいました。アマチュアのおじいさんですけど、グリップやアドレスなど、基本的なことが中心でした。あとはひたすら打ち込みです。学生のときは1日1000球くらい打っていましたし、足腰を鍛えるために、薄暮ラウンドもしていました」 昨季のプロテストで合格。どうしてもプロの資格が欲しかったという政田。 「プロテストは私の人生のなかで一番大変でした。コロナ禍もあって体調や調子をうまく合わせられず、5回目でやっと合格できました。でも資格は欲しかったんです、商業高校時代に漢検や簿記を取得していて、いろいろな資格を取るのが好きだったんです。一時、大学に進学することも考えましたが、ゴルフとの両立は難しいと思っていたのでゴルフ1本に絞りました。ただ、勉強したいという気持ちは今でも強いので、将来的には先生の資格を取りたいと思っていますし、経営学などにも興味があります。 私、小さい頃から緊張しないタイプでした。メンタルの強さというか、切り替えの速さは一番かなって。ギャラリーがたくさんいると楽しくてしょうがないんです。そこは自分の強みでもありますが、プロテストの最終日だけは違いました。めちゃめちゃ緊張しましたね」