熱海土石流災害から3年“人災”指摘も責任の所在明らかにならず ポイントは「被害は予見できたのか」
<現在の土地所有者の代理人 河合弘之弁護士> 「そんなことはわからなかったと思いますね。今の所有者が何をしようと、あの事故は防げなかった。一番悪いのは、前所有者。あんなに無茶苦茶なことをやって。その次には、それを認めた行政が悪い。認めて、かつ、そのあとの指導も非常に手抜きだったこと」 また、崩落を防ぐ最後の砦だったはずの行政側は。 <斉藤栄熱海市長> 「裁判の争点になっていますので、裁判の中で明らかになっていくものと考えております」 <鈴木康友静岡県知事> 「最悪の事態を予見するのは、なかなか難しかったのではないかなと思っております」 「予見ができなかった」で済ますには、あまりにも大きい被害。遺族の無念が晴れることなく、被災地にはきょうも雨が降ります。
静岡放送