列車で北陸の景色、食堪能 「一万三千尺物語」石川、福井まで運行
あいの風とやま鉄道の観光列車「一万三千尺物語」が石川、福井県にも乗り入れる特別運行の富山発―金沢着コースは12日行われ、富山県内外の39人が車窓からの北陸の景色と旬の食材を使った料理を堪能した。 特別運行は北陸三県とあいの風とやま鉄道、IRいしかわ鉄道、ハピラインふくいが連携し、北陸デスティネーションキャンペーン(DC)に合わせて初めて行われた。 埼玉県加須市から訪れた両角宗彦さん(61)は「列車に乗りながら食事できるのが魅力的で、40年ぶりに富山を訪れた」と話した。 富山駅で行われた出発式で、県民謡越中八尾おわら保存会があいの風とやま鉄道のホームで初めておわらを披露し、駅員が横断幕を掲げて歓迎した。乗客は富山を出発後、黒部駅や高岡駅でもてなしを受け、金沢駅へ向かった。 特別運行は13日は金沢―敦賀間、14日は福井―富山間で行われる。