【巨人】戸郷翔征がノーノー! 甲子園では沢村栄治以来、球団88年ぶり! しかも1ー0 9回裏の一打同点ピンチ乗り切り達成
◆JERA セ・リーグ 阪神0―1巨人(24日・甲子園) 巨人の戸郷翔征投手が、阪神打線を相手にノーヒットノーランを達成。圧巻の今季4勝目で、チームの連敗を4で止めた。 無安打無失点はプロ野球史上89人目(101度目)。巨人投手では2018年7月27日・中日戦(東京ドーム)の山口俊以来の快挙となった。また、巨人投手が甲子園で達成したのは1936年9月25日の沢村栄治以来88年ぶり。 1、2回はアウトすべてが飛球で3者凡退。3回は2死から、投ゴロを自ら一塁へ悪送球して走者を出したが後続を打ち取った。2番からの好打順だった4回は大山悠輔内野手を空振り三振に仕留めるなど3人で片付けた。 1点をもらった5回は先頭・糸原健斗内野手の一ゴロを岡本和真内野手がはじく失策で無死一塁となったが、前川右京外野手を遊飛、坂本誠志郎捕手を併殺打に打ち取り無失点。6回は2三振などで3者凡退、7回は2番からの好打順だったが、3人をピシャリと抑えた。 打線は1、2回と先頭打者が出塁したが、いずれも1死から内野ゴロ併殺打に打ち取られ無得点。3回は1死から泉口友汰内野手が左前打、戸郷翔征投手が送りバントを決めて2死二塁としたが、丸佳浩外野手が左邪飛に倒れた。 5回に先取点。1死から7番でスタメン出場のオコエ瑠偉外野手が左前打で出塁。泉口友汰内野手の3球目に盗塁を決め1死二塁とすると、泉口が2打席連続ヒットとなる左前タイムリーを放ち、オコエが生還。下位打線で1点を挙げた。泉口は18日の広島戦の2回にプロ初打点となる先制タイムリーを放ち、プロ入り2打点目も先制タイムリーと結果を残している。 戸郷の打席で阪神の先発・及川雅貴投手がアクシデントがあった様子で急きょ降板。2番手で漆原大晟投手が登板し、戸郷の送りバント、丸佳浩外野手が四球で2死一、二塁となったが、坂本勇人内野手は遊ゴロに倒れた。 6回は1死から岡本和真内野手が三塁内野安打、長野久義外野手が右前打でつなぎ1死一、三塁としたが、岸田行倫捕手が三ゴロ併殺打。この試合3つ目の併殺となり、追加点はならなかった。7回も先頭でオコエが左翼線二塁打を放ち、2死から丸が四球を選び、二塁盗塁で二、三塁としたが、坂本が空振り三振に打ち取られた。 戸郷は8回を3者凡退。9回は先頭に四球を与え、送りバントで1死二塁と一打同点のピンチを背負ったが、ここで近本を一直に。最後は中野を空振り三振に仕留め、偉業を達成した。
報知新聞社