東向島で「墨田区まち活カイギ」 地域を活性化する新プロジェクト始動
「自分事で墨田区を良くしたい」人たちが集まるイベント「第6回墨田区まち活カイギ」が11月24日、すみだ生涯学習センター(墨田区東向島2)で開かれた。(すみだ経済新聞) 【写真】まち活の様子 同イベントは5月に終了した「墨田区100人カイギ」の後継イベント。6回目となる今回は17人が参加した。 当日はまず、参加者が自己紹介と活動地域や参加目的を発表。参加者が手を挙げた「タワービュー通り商店街知名度UPプロジェクト」「墨田フォトウオークプロジェクト」「障害福祉×地域活性化~墨田区の特産品をつくろうプロジェクト」「隅田川サムライ芸術大学プロジェクト」の4つのグループに分かれてワークショップ形式で話し合った。 「タワービュー通り商店街知名度UPプロジェクト」を掲げる村方龍太さんは、「直線1.2キロの特長を生かしたイベントを開きたい。墨田区で知名度ナンバーワンを目指し、具体的に来年のスケジュールを立てていく」と意気込みを語り、「バケツリレー」「綱引き」「謎解きゲーム」「ウレタンタワー競争」などもイベントの候補に挙がった。 「墨田フォトウオークプロジェクト」では、カメラマンの和田稔さんが「まち歩きをしながら写真を撮り、撮れた写真を見ながら語り合うイベント」提案。旧中川周辺、町工場、橋巡りなどのほか、タワービュー通りのイベントとのコラボも案として挙がった。和田さんは「イベントを通して、墨田の隠れた魅力を発見することができる。カメラの扱いに慣れない人には教えることもできる」と話す。 「障害福祉×地域活性化~墨田区の特産品をつくろう」は、堀直人さんが「就労継続支援B型事業所で、障害を抱える人々が誇りに思える仕事を作りたい。町の活性化にも貢献したい」と発案。「不便さに注目したバリアフリーガイドブック」「墨田区の地域野菜・寺島なすを利用した特産品」「アップサイクル」など、複数の案が話し合われた。 「隅田川サムライ芸術大学」は富田剛史さんの発案。「サムライは日本人を表現する世界中の人に共通ワード。江戸の戦いない時代のサムライの哲学、美学、諸芸緒能に通じる学びを、世界の人や日本人に伝える場を、隅田川の風景と共に作りたい。来年以降に実現できれば」と意気込む。 終了後、初参加した女性は「普段知り合うことのない人と知り合えて、学園祭みたいで楽しい。社会貢献にもなるのがいい。来て良かった」と話していた。 主催した山口亮(まこと)さんは「プロジェクトを初めて立ち上げる人は、どうしていいか分からないケースが多い。まち活カイギでは複数のプロジェクトが進行しており、やってみたいことのある人の役にも立つ。12月も開催予定なので、ぜひ参加してもらえれば」と呼びかける。
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