渦中のE・フェルナンデスがチェルシーに合流。人種差別的チャントの件を同僚のフランス人選手に直接謝罪
チームの許しを得るもFIFAから制裁を受ける可能性も
人種差別的なチャント問題の渦中にいるアルゼンチン代表MFのエンソ・フェルナンデスが7月29日、アメリカでトレーニング中のチェルシーに合流。チームメイトに直接謝罪して許しを得たようだ。 【動画】フランスを揶揄するチャントを歌うアルゼンチンのフェルナンデス 事の発端は、フェルナンデスが配信したライブ動画だった。その動画は、コパ・アメリカ終了後、大会連覇を達成したアルゼンチン代表の一部の選手たちが、チームバス内でフランス代表の一部の選手たちに対して人種差別的なチャントを歌う姿を収めたもので、ライブ配信されると、フェルナンデスや選手たちに批判が殺到したのだ。 フランスサッカー連盟は「容認できない」として、アルゼンチンサッカー協会やFIFAに対して法的措置を講じると声明を発表する事態に発展した。 すぐにフェルナンデスはSNSを通じて謝罪したものの、ウェスレイ・フォファナやクリストファー・ヌクンクら自身が所属するチェルシーのフランス人選手たちはフェルナンデスのインスタグラムのフォローを解除するなど軋轢が生じていた。 そんな中、チームに合流したフェルナンデスは、すぐにフランス人選手たちとクラブ首脳陣に謝罪。その際に仲介に入ったのがキャプテンのリース・ジェームズとフランス代表のアクセル・ディサシだったようだ。。チームもこの件に関して罰金などの処分を下すことはないとのこと。 さらにフェルナンデスは、反差別を訴える慈善団体への寄付を申し出ていて、チェルシーも同額の寄付をする予定だという。 ただ、FIFAによる調査はまだ進行中で、フェルナンデスが何らかの制裁を受ける可能性は残されている。 構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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