静岡市で結核の集団感染 学生1人発病、学校や職場で拡大
静岡市は29日、市内在住の20代の男子学生が結核を発病し、接触のある関係者内で集団感染が発生したと発表した。男性が通う学校やアルバイト先などで接触した89人を検査したところ、さらに24人の感染が判明した。現時点で発症した感染者はいないという。同市内での結核の集団感染は2014年以来となる。 市保健所によると、学生はせきが長く続き、10月下旬に結核と診断された。現在も入院加療中という。 感染者の数が多いことから、保健所は検査範囲の拡大を検討している。【丹野恒一】