法廷で再現されたグロすぎる死体損壊場面「カメラで撮影していると、瑠奈は眼球を手際良く切り抜いた」【ススキノ首切り裁判】
梅酒のつけるのに使っていた小瓶の中に入っていた「人体の一部」
事件翌日の7月2日には妻と情報を共有し、報道で被害男性が殺害されたことも知った。 〈午後1時から3時まで理事をしているNPOの年次総会があり、午後4時ごろ帰宅した。妻は2階にいて、一緒に買い物に行く車の中で二人になったので、娘が「拾った首」というものを持ち帰り、浴室にあるという大まかな話をした。なんとなく把握しているような感じだった。 「首みたいなものを持って帰ったがまさかね」とスマホで調べたが、「すすきの 殺人」で検索しても情報はなかった。その後も検索し続け、夕方に記事で、首のない死体が見つかったという内容をみて、信じたくないがとんでもないことが起きたと思った。被害者の本名もそこで知った〉 そして事件から数日後、修被告は仕事から帰宅した時、娘から「見て欲しい」と小瓶を二つ渡された。10センチ四方の円柱のガラス瓶で、梅酒をつけるのに使っていた小瓶だった。 〈中に人体の一部分、舌の一部と眼球らしきものが入っていた。透明な液体だったと思われるが、体液が滲み出て混濁した状態になっていた。ショックを受けて、人体の一部が自宅にあること、持ち帰ったものが本当の首なんだと思った。 「どう?」と感想を聞かれたがぼうっとしており「びっくりした」「すごいね」などと返事をしたと思う。妻もこれを見せられたと思うが妻は見ないと言っていた〉
目や口の周りに穴が空いていた頭部
さらに、修被告は瑠奈被告が頭部を損壊する様子を撮影する役割まで担ったのである。 〈娘に「用事があるからきて」と言われ、歩いて行くと浴室前に着いた。その頃私は1日の睡眠が数時間でぼーっとしていた。洗面所でハンディカメラを渡された。 令和5年6月に購入したもので、娘は私に「これから作業するから撮影して欲しい」と言ってきた。そこには片目がくり抜かれている人体の頭部が置かれていた。球状の黒いビニール袋は見ていたが、頭部を見たのは初めてだった。 目や口の周りに穴があいていた。娘から言われ、ハンディカメラで撮影していると、残りの眼球を手際よくくり抜いていた。目の周りの組織に切れ目を入れ、メスのようなものでくり抜いていた〉 後編では、法廷で証人として出廷した修被告が事件や家族関係について振り返った場面を伝える。
デイリー新潮編集部
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