『24時間テレビ』でのマラソンの“ギャラ事情”を明かしたEXITの兼近大樹

　8月31日から9月1日にかけて放送された『24時間テレビ47』（日本テレビ系）のギャラをめぐり、新たな証言者が登場して話題となっている。 【写真】周囲にはテレビクルーの“大名行列”…マラソンに挑戦中のやす子 　9月10日に配信されたYouTubeチャンネル「秘密結社コヤミナティ」に、お笑いコンビ・EXITの兼近大樹が出演。2022年に挑戦した『24時間テレビ』のチャリティーマラソンについて言及した。「24時間テレビが、ほぼもらえませんから……僕、走りましたけど、もらってないですから」と、チャリティーマラソンのギャラはないと主張した。 『24時間テレビ』のチャリティーマラソンといえば、2024年にランナーを務めたやす子に放送後、「ギャラ1000万円」説が飛び出し、本人が「一銭もいただいてないですよ!」と否定する騒動に発展したばかり。兼近は「たぶん、歴代（のランナー）ではもらってた人もいるかもしれませんが、時代が違いますから。僕らの代は、ぜんぜんもらえない」「普通のテレビと同じ出演料」と明かした。 　兼近も、自身がマラソンに出る前、ネット上に「『24時間テレビ』は高額のギャラがもらえる」「兼近のギャラも数千万円」といった情報が出回っていたといい「マジ?」とニンマリしていたが、現実は「ぜんぜん（ギャラ）入らない。うそつき。ほんと、ネットはうそつき、ふざけんなよ」「ネットに書いてあること、ほぼ全部、うそですよ。僕、現実見てますんで」と、ネット情報を完全否定した。 　この件を報じたYahoo!ニュースには 《出演者のギャラは容認派です。有名人が参加することで注目も浴びているだろうし、それでチャリティーが成立するのならとも思います。一方で、局としてはチャリティーを利用して儲けているとしたら話が違うと思います。》 《制作費がかかる？良いじゃない。日テレだけじゃなくて下請けに支払うコストもあるでしょう。そう言うお金がかかるのは良いと思うし当然だと思う。募金で集まったお金は幾らで全額この様に使いましたって言ってきたのに横領が有ったのがまず問題なのと、番組にCM出しませんかと普段出さない会社に営業掛けて来てた広告料は制作費に使ってたのかな？　明確に使用用途を言わずに「御協力お願い致します」みたいな営業かけて来てたけど？　善意を利用するような言回して来てた地方局の下請けの広告会社に問題は無いかな？　そういう事を1度きちんとして欲しいとは思う。》 《ちゃんと出演者にとってのギャランティの仕組みを視聴者にも明確にした上で番組制作をすればいいと思う そこを何も言わないから勝手なうわさが流れて嫌な思いをする出演者も出てくると思うんだよな。》 　など、募金を集める一方で、膨大な制作費を説明しようとしない、日本テレビの態度に問題があるという声が寄せられている。 　Xを見ても、『24時間テレビ』出演者へのギャラは容認派が多いようだ。 《兼近ももらってない、と言ってるね。なんにせよ出演者を叩くのは違うのよ。さらにはもらってもさほど問題ない、働いてるから。》 《チャリティ番組では出演者もボランティアが基本も　練習等でタレントを長時間拘束する場合給料は必要　当然寄付は強要出来無い！》 「出演者のギャラの詳細については、局も沈黙を貫いていますが、2013年には2年連続でMCを務めた嵐に対し、5000万円のギャラが支払われていると報じられ、日本テレビは『今年もボランティアで務めていただいております』と、異例のコメントを発表しました。局としては、今後もギャラ問題に関してはスルーという基本スタンスを貫く可能性が高いでしょう。 　しかし、2023年は系列局での募金の着服問題が発覚しており、10月に予定されている募金総額の発表でも、出演者のギャラについて説明を求める声が再噴出してもおかしくありません。局の上層部としては頭の痛い問題でしょう」（芸能記者） 　チャリティーが目的であっても、無償で長時間、人を働かせるようでは、「感動」の言葉とはほど遠い現場となってしまう。日テレには募金額だけでなく、「経費」についても発表してほしいところだ。