「顔文字の^一^状態のバカリズム」どれだけ遅れようが意地でも振り返る 紅白歌合戦レポ2023年
習慣というのは恐ろしい。実は近年紅白歌合戦への熱が少し冷めつつある。それでも手が勝手にNHKへとチャンネルを合わせてしまう。そろそろ、他の番組を見てもいいのではないか。歌の好みとしてはテレビ東京の「年忘れにっぽんの歌」のほうが自分に合っている。そう思っているのに、気が付けば「1」のボタンを押しているのだ。イッツオートマチック! 【画像】2023年の紅白を写真でプレイバック! いや、きっと今回はそれでいい。紅白歌合戦の大きなターニングポイントだもの。それに、なんだかんだといいながら、紅白は毎回出会いと発見をくれる。2018年、ずっと聴かず嫌いだった米津玄師様と会わせてくれた恩を忘れてはいない。King Gnuの「白日」を知れたのも2019年の紅白がきっかけだった。 さあ、今年は誰――。 ということで、今年も懲りもせず、遅すぎる紅白レポ、レッツゴー!
●新しい学校のリーダーズ「オトナブルー」
明らかにNHK向きではない序盤のセクシーなダンスをどうするのか。保護者のように見守ったが、彼女たちは臆することなく、それどころかいつも以上に伸びやか&過激にやっておられ、若さと無邪気さ、そして勇気を感じた。彼女たちの後ろで、首振りダンス部分以外もほぼ完璧に踊っていたMISIAがキュート!
●鈴木雅之「め組のひと」
今回のナイスミドル賞。大人の色気をまき散らしていた。鈴木雅之さんは毎回、背中から映すカメラワークがあるのだが、わかる。歌う背中がすごくカッコイイのだ。客席に行き、ダンスで盛り上げていたJO1、ノリノリで顔文字の^一^状態になっているバカリズム、「めっ」の部分で、アップで抜かれた美しすぎる吉高由里子など、3番手ながら見どころ満載。
●すとぷり「スキスキ星人」
新たな文化に置いていかれないよう必死な私に、時代は容赦なく次の刺客を送ってくる。かかか彼らはいったい!? 客席のどよどよ感もハンパなく、受け入れるのに少々時間がかかったが、慣れればなかなかハッピーである。ピンクヘアのメンバーがイケボだったので公式HPで調べると「さとみ」という方だった。妄想ちゅちゅちゅ……。