登山家の野口健さんらがテント村設営プロジェクト「ボランティアって行っていいという雰囲気に」200人宿泊可能の拠点に 石川県七尾市
能登半島地震では災害ボランティアの活動時間を確保するための宿泊場所不足が指摘されています。登山家の野口健さんらはボランティアのためにテント村のプロジェクトを立ち上げ、21日、七尾市の野球場で設営が始まりました。 【写真を見る】登山家の野口健さんらがテント村設営プロジェクト「ボランティアって行っていいという雰囲気に」200人宿泊可能の拠点に 石川県七尾市 被災地では宿泊施設が少なく、ボランティアの活動時間が制限される状況が続いています。このような中、七尾市では新たにボランティアの宿泊拠点となるテント村が設営されることとなり、21日は設置場所の七尾城山野球場に資材が運び込まれました。 このプロジェクトは登山家の野口健さんが代表を務めるNPO法人「ピークエイド」と、岡山県総社市や大阪府の和泉市など、7つの自治体が連携して行うものです。 今月12日、記者会見を開いた野口さんは、プロジェクトへの思いを語りました。 野口健さん「ボランティアのテント村ってのができ、『ボランティアって行っていいんだ』っていう雰囲気が出来たらいいなと思っている」 テント村は、グラウンドの外野部分に100張のテントが配置され、最大200人が宿泊できるということです。21日は時折、雪が降るなか約50人の作業員が、翌日の設置完了を目指して作業を進めていました。 総社市危機管理室・丸山幸司 室長「ここに拠点を置くことで、少しでもボランティアをする活動時間が長く名rことで七尾市の復興に向けての加速の一助になればと」 ボランティアは、テントに最大2週間滞在でき、七尾市内で災害廃棄物の片付けや家財の運び出し作業にあたるということです。活動期間は、今月25日から5月末までを予定しています。
北陸放送