渡辺翔太(Snow Man)×森本慎太郎(SixTONES)が2度目のタッグを組む、舞台『DREAM BOYS』の見どころは?
2004年の初演以来、大切に演じ継がれてきた『DREAM BOYS』が今年も帝国劇場で幕を開けました。昨年に引き続き、主演を務めるのは渡辺翔太さん、そしてチャンプを演じるのは森本慎太郎さん。10月7日に行われたゲネプロの模様を、二人の活躍やステージの見どころをレポートします! 【写真】舞台『DREAM BOYS』ゲネプロの模様
【夢を追い求める少年たちのひたむきな姿に胸熱!】 『DREAM BOYS』は、亀梨和也さん、玉森裕太さん、岸優太さん、菊池風磨さんらが主演を務めてきたミュージカル。2019年の公演からは演出に堂本光一さんが携わり、よりいっそうの進化を遂げてきました。 物語の中で描かれるのは、渡辺翔太さん演じる主人公のショウタと、よき親友でありライバルでもあるシンタロウ(森本慎太郎)の友情、そしてがむしゃらに夢を追い続ける少年たちの挫折や葛藤。ボクシングを題材にした作品でありながら、登場人物たちが守りたい誰かのために奔走する姿、さらにショウタの「みんな、誰かのために生きている。だから、みんなの心が結ばれる。絆が生まれるんだ!」といった人間味あふれるセリフに胸が熱くなります。 【二人の個性が重なり合い、唯一無二のハーモニーに】 作品を彩る大きな要素が、渡辺さんと森本さんの歌声。光り輝く純白の衣装に身を包んだオールキャストで歌い上げるオープニングナンバー『Opening Next Dream』は、渡辺さんが力強さと繊細さを併せ持った声で歌い始め、森本さんが甘く響く声で次のパートを担当。その後、見つめ合った二人の声が重なり合うと、帝国劇場が唯一無二の美しいハーモニーに包まれました。 渡辺さんには、弟のように可愛がるコウキ(川﨑皇輝)の病気を心配しながら歌う『星の光る空』や、悪夢のような現実が夢ならばいいのにと願う『光』といった、さまざまな楽曲をソロで披露する場面が。伸びやかな歌声はもちろん、歌詞のひと言ひと言がハッキリと伝わってくるところもさすがです。 一方、チャンプにのぼりつめた天才ボクサーを演じる森本さんのソロ曲は『CHAMPION』。パワフルで表現力豊かなボーカルに加えてボクシングの動きを取り入れた激しいダンスで、圧倒的王者感を見せつけてくれました。 【強い絆で結ばれているからこそ生み出せる感動のパフォーマンス】 昨年に続き、今作で2度目のタッグを組んだ渡辺さんと森本さん。歌やボクシングだけでなく、お芝居でも、お互いを大切に思い合っているからこそのすれ違いや葛藤を息ピッタリのやりとりで見せてくれました。なかでも特に印象的だったのは、クライマックスの天国のシーン。ショウタがシンタロウの許しを乞うように彼の手を握る瞬間は、感動すること間違いなし! エンディングでは、キャスト全員が順番に登場し、一礼。最後に大きな拍手に包まれて姿を現した渡辺さんは、森本さんとハイタッチを交わし、思わず満面の笑みがこぼれます。MAQUIA11月号のインタビューで「舞台への出演を決めたのは、お互いが相手だったから」と語っていた二人。その強い絆をしっかりと感じることができたステージでした。 『DREAM BOYS』 日程 2024年10月9日(水)~10月29日(火) 会場 帝国劇場 演出:堂本光一 出演:渡辺翔太(Snow Man)、森本慎太郎(SixTONES) 田村海琉、織山尚大、川﨑皇輝、内村颯太、深田竜生、黒田光輝、檜山光成、久保廉、小田将聖、元木湧、北川拓実、青木滉平、安嶋秀生、ヴァサイェガ渉、鈴木悠仁、瀧陽次朗、川﨑星輝、山井飛翔、長瀬結星、豊田陸人、稲葉通陽(少年忍者) 紫吹淳、鳳蘭 撮影/詫間由佳 取材・文/吉川由希子