「萌えサミット」盛況 アニソンライブや声優トークショー 中心商店街で初開催【山口】
サブカルチャーの「萌(も)え」を一堂に集めたイベント「萌えサミット」が10日、山口市中心商店街で初めて開かれた。アニメソングライブや無線操縦の体験会、声優トークショーなどで盛り上がった。同実行委員会(今治総一郎代表)主催。 同サミットは「新世紀エヴァンゲリオン」のキャラクターデザインなどを手掛けたアニメーター、貞本義行さんの出身地・周南市で2011年に始まった。 JR山口駅では、アニメ「ぷにるはかわいいスライム」の主人公ぷにる役などで知られる声優、篠原侑さんが一日駅長を務めた。任命書やたすきを受け取って「ここ最近で一番緊張した。一日頑張りたい」とあいさつ。構内アナウンスではプロの発声を披露し、県内はもちろん、東京などからも足を運んだファンを魅了した。 メイン会場の中市コミュニティーホールNacでは、宇部市出身のミュージシャンで「アイドルマスター」などに楽曲を提供しているヒゲドライバーさんがライブ。赤妻町のアニメ制作会社「白狐動画」(清水広行社長)は、パソコンでアニメの彩色の作業を体験できるブースを出展した。 アーケードでは、アニメのイラストなどでラッピングした「痛車(いたしゃ)」を展示。和菓子屋や文房具店では、買い物した人に同サミットのオリジナルポストカードをプレゼントした。ジブリなど多彩なキャラクターに扮(ふん)したコスプレイヤーが集まり、至る所で記念撮影を楽しむ姿が見られた。 三坂昴実行委員長は「誰でもふらっと立ち寄り、楽しむことができるイベントを目指している。たくさんの人に来てもらい、地域活性化につなげたい」と話した。