野村復興支援 続けたい 県内外の学生、交通・宿泊費課題 負担減 仕組み構築へCF(愛媛)
西予市野村地域で西日本豪雨の復興支援などに携わる県内外の大学生が、活動の継続に向けてクラウドファンディング(CF)を始めた。3年間の活動費250万円が目標で、11月末まで受け付けている。 大学生は、地元まちづくり団体「NEOのむら」に所属する愛媛大、大阪大、福山市立大生らでつくるチームの約30人。2018年の豪雨復興支援を機に地域を訪れるようになり、乙亥大相撲といったイベント運営やまちの将来構想を考えるワークショップに参加している。住民との交流は深まり、野村地域は年間延べ約200人が訪れる「学生のにぎわうまち」となった。 地元業者と協力した新たな土産物の開発や、児童生徒との交流が進む一方、松山市や大阪市から訪れる学生にとっては交通費や滞在費の負担が課題となっていた。 CFサイト「READYFOR(レディーフォー)」で1口4千円から支援でき、返礼品には特産品やイベント参加権などを用意している。
愛媛新聞社