マカオ、2024年10月の対外商品貿易統計公表…輸入額が3.7%割減
マカオ政府統計・センサス局は11月26日、今年(2024年)10月及び1~10月累計の対外商品貿易統計を公表。 今年9月の輸出総額は前年同月から10.0%減の12.1億パタカ(日本円換算:約232億円)。再輸出は10.3%減の10.9億パタカ(約209億円)で、このうちカジノ用製品と機械設備・パーツがそれぞれ66.4%、37.5%減、香水とコスメ・スキンケア用品はそれぞれ1.3倍、68.9%増。マカオ製の製品の輸出は7.5%減の1.2億パタカ(約23億円)となり、このうち衣料品と医薬・有機化学製品がそれぞれ33.3%、7.0%減、コンフェクショナリーと銅・銅製品がそれぞれ62.8%、28.3%増。輸入総額は3.7%減の112.6億パタカ(約2160億円)。このうち建築資材、香水、腕時計がそれぞれ40.0%、38.8%、33.1%減、カジノ用製品と小型車はそれぞれ52.7%、47.0%増。単月の貨物貿易赤字は100.5億パタカ(約1928億円)。 今年1~10月累計の貿易総額は前年同時期から8.1%減の1176.1億パタカ(約2兆2560億円)。輸出総額は3.8%増の112.7億パタカ(約2162億円)で、このうち再輸出が4.9%増の100.3億パタカ(約1924億円)、マカオ製の製品の輸出が4.3%減の12.4億パタカ(約238億円)。輸入総額は9.2%減の1063.4億パタカ(約2兆0399億円)となり、貿易赤字は111.3億パタカ(約2135億円)縮小の950.7億パタカ(約1兆8237億円)に。 今年1~10月の輸出先別では、香港が1.2%増の80.0億パタカ(約1535億円)、EUが37.7%増の1.8億パタカ(約35億円)だった一方、中国本土は17.5%減の6.4億パタカ(約123億円)、米国が34.4%減の2.5億パタカ(約48億円)。品目別では、紡績品・衣料が11.5%増の12.9億パタカ(約247億円)、非紡績商品についても2.9%増の99.9億パタカ(約1917億円)。 輸入品の原産地別では、中国本土が2.5%減の320.8億パタカ(約6155億円)、EUが16.6%減の312.1億パタカ(約5988億円)、日本が5.5%増の75.3億パタカ(約1445億円)。輸入元別では、香港が12.4%減の831.6億パタカ(約1兆5954億円)、中国本土が3.4%増の175.0億パタカ(約3357億円)。品目別では、消費財が14.8%減の755.0億パタカ(約1兆4485億円)。このうち食品・飲料が10.2%減の178.7億パタカ(約3428億円)、衣料品・靴類が3.4%減の104.7億パタカ(約2009億円)、ゴールド製ネックレスが27.1%減の86.0億パタカ(約1650億円)。このほか、燃料・潤滑油は11.1%増の66.3億パタカ(約1272億円)、携帯電話は24.4%減の33.0億パタカ(約633億円)、建築資材は30.4%減の17.4億パタカ(約334億円)。