Mrs. GREEN APPLEのスタジアムツアー、YOASOBIの初ドーム……2024年も続く若手による大規模公演
コロナ禍が落ち着き、ライブシーンも盛り上がりを取り戻していった2023年。約44万人を熱狂させた『史上最強の移動遊園地 DREAMS COME TRUE WONDERLAND 2023』や、全国のアリーナやドーム、スタジアムを巡った『B'z LIVE-GYM Pleasure 2023 -STARS-』など、ベテランアーティストによる大規模単独公演が各地で開催され、変わらぬ存在感を見せつけた。 【豪華!】Mrs. GREEN APPLEドームライブ、水を使った壮大な演出 同時に2023年は、若手アーティストたちの大規模単独公演も目立ち始めた年だった。2019年にデビューしたバンド・King Gnuはバンド史上最速で5大ドームツアーを達成し、全9公演、約38万枚のチケットが完売。2021年にデビューしたボーイズグループ・BE:FIRSTは9都市22公演を回る全国アリーナツアー『BE:FIRST ARENA TOUR 2023-2024 “Mainstream”』を開催した。同グループは2024年3月から4月にかけて東京ドームと京セラドームにて計4公演の追加公演も決定している。 2024年もこうした若手アーティストによる大規模な単独公演が控えている。ここでは、コロナ禍の真っ只中に頭角を現してきた若手アーティストを中心に、今後開催予定の注目公演を紹介していく。
Mrs. GREEN APPLEは最年少スタジアムツアー開催
2015年にメジャーデビューした、Mrs. GREEN APPLE。2023年には3都市6公演で計8万人を動員したアリーナツアー『Mrs. GREEN APPLE ARENA TOUR 2023 “NOAH no HAKOBUNE”』を開催、バンド初のドームライブ『Mrs. GREEN APPLE DOME LIVE 2023 "Atlantis"』では2日間で7万人の動員を記録した。 そして2024年7月には、国内のバンド史上最年少でのスタジアムツアー『ゼンジン未到とヴェルトラウム~銘銘編~』の開催が決定している。同ツアーでは、2024年7月6日、7日のノエビアスタジアム神戸、2024年7月20日、21日の横浜スタジアムと2都市4公演を予定。どちらの会場も3万人以上のキャパシティを誇っており、Mrs. GREEN APPLE史上過去最大のライブ動員数となる想定だ。 ツアータイトルに冠している『ゼンジン未到』は、メジャーデビュー前から開催してきたライブシリーズ。大森元貴(Vo/Gt)は過去に「(最初の『ゼンジン未到』ライブのときは)お客さん一人ひとりにチケットを手売りしても、ライブハウスのキャパシティ200人分を完売できなかった」と語っている(※1)。最初にこのライブシリーズが行われたのは、2014年7月。それから10年後となる今年7月、Mrs. GREEN APPLEはまさに前人未到の記録を作ることとなる。