<春に舞う・センバツ選手紹介>/12 大阪桐蔭 川口海偉選手/履正社 野上隼人選手 /大阪
◆大阪桐蔭 ◇情報収集にも余念なし 川口海偉(かい)選手(2年) 興南(沖縄)が春夏連覇した2010年夏の甲子園決勝を生で観戦し、高校野球のとりこになった。甲子園歴代優勝校をそらで言え、雑誌で全国の球児や監督の情報収集も欠かさない。 昨秋は公式戦4試合に出場。初戦の府予選2回戦では3打席で2二塁打、1三塁打を放ち、大量得点に貢献した。練習試合で前打者に続き本塁打を放ったこともあり、勝負強い。今大会のメンバー発表日に妹が生まれ、ダブルでうれしい日になった。 ◆履正社 ◇プロになり父超えたい 野上隼人選手(2年) 守備位置が同じ侍ジャパンの甲斐拓也捕手(ソフトバンク)の動画をよく見ている。打撃やスローイングを安定させようと、周囲をよく見て、常に全力プレーを心がけている。好きな言葉は「有言実行」だ。 目指すはプロ野球選手。理由は「父を超えたい」。父修さん(48)は社会人野球・日本生命の元内野手で、2000年シドニーオリンピック日本代表として活躍した。その父や家族に、センバツで、笑顔を見せたい。