【今夜開幕、全米女子プロゴルフ選手権】日本人のメジャー連覇なるか!? 注目選手は好調をキープするあの双子!
JLPGAボールストライキング8位・岩井明愛(トータルドライビング/18位、パーオン率/2位)
全米女子オープン前のリゾートトラスト レディスで今季初優勝を遂げ、全米女子プロの前のニチレイレディスで今季2勝目を挙げた岩井明愛。ニチレイレディスの会見でそのことを聞かれると「そんなに先週優勝したからそのままいけるとは限らないので、また自分のスウィングの調子もあるので、確認しながら試合をやっていきたい」と話し、優勝後に挑んだ全米女子オープンのあまり良くない結果を引きずることはないようだ。 また「自信はあるんですけど、向こうにいくとティーショット荒れてしまうとスコア作るのが難しいので、もっとティーショットを思うような感じで打てたらいいなと思いますね。全米女子オープンではドライバーがよくなかったので荒れてしまったけど、そこからちょっとずつ修正して、今週(ニチレイレディス)もちょっとずつよくなってきてという状態なので」と話す。 飛ばし屋で知られる岩井明愛。2023年のフェアウェイキープ率は61.6272%だったが、今年は62.9568%とわずかではあるがキープ率は上がっている。この要因は「今年始まる前にタイで合宿して、その時も同じクラブで良かったので、クラブは悪くないし、自分の体の使い方かなと思います。少しずつ良くなってきています」と話す、今年から使用しているパーソナルモデルのドライバーが合っているのはあるだろう。
JLPGAボールストライキング6位・岩井千怜(トータルドライビング/1位、パーオン率/16位)
もう一人は、今季JLPGAで2勝を挙げ、全米女子オープンでも予選ラウンドを5位タイで通過し、メジャー大会でもその実力を示した岩井千怜。ボールストライキングでは前述の姉・明愛の2つ上位に位置している。 姉に比べてドライビングディスタンスはやや劣るものの(明愛は254.37Y、千怜は247.68Y)、フェアウェイキープ率は圧倒(明愛は62.95868%、千怜は71.4286%)。また、個人的にも昨年が64.1165%だったという結果からみても、今季の球の曲がらなさは特筆すべき点だろう。 それについて、千怜は「サウジアラビアから使用している新しいドライバーがとにかく曲がらないんです。打点がズレたときでも真っすぐ飛んでくれる」とこちらも独自カラーのドライバーへの信頼度は高い。 どちらも海外メジャーだからといって、クラブ調整はせず、ニチレイレディスのままで難コースに挑戦する。姉・明愛が「千怜もいますし、楽しみが倍です」という全米女子プロに期待したい。 ※週刊ゴルフダイジェスト2024年7月2日号「今週、全米女子プロゴルフ選手権」より一部加筆
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