南房総市の中学1、2年生が和泉流の狂言を鑑賞(千葉県)
南房総市の中学1、2年生を対象にした「生涯学習芸術鑑賞会」が11日、同市の白浜フローラルホールで開かれた。生徒445人が、和泉流の狂言を鑑賞した。 日本の伝統文化・芸術に親しんでもらおうと、同市教育委員会が主催して続けられている鑑賞会。 和泉流二十世宗家の和泉元彌さんら和泉流の狂言師5人が出演。はじめに和泉さんが、狂言の歴史や所作、表現などについて解説した後、「盆山」「附子」が上演された。 上演後には、狂言の発声方法のワークショップも行われ、生徒らは現代とは違う言葉遣いなどを楽しく学んだ。 代表生徒は「現代とは違う話し方でしたが、表情を通して話の内容を理解することができました。日本には素晴らしい伝統芸能があることが分かりました」などと、和泉さんら出演者に謝辞を述べていた。