夜彩る熱演 「夏の檜枝岐歌舞伎」上演 福島県檜枝岐村
夏の檜枝岐歌舞伎として知られる鎮守神祭礼奉納歌舞伎は18日、福島県檜枝岐村の国重要有形民俗文化財「檜枝岐の舞台」で行われた。ファンが詰めかけ、夏の夜を彩る伝統の芝居に見入った。 村民らでつくる千葉之家花駒座が出演した。舞台清めの「寿式三番叟(ことぶきしきさんばそう)」に続き、「玉藻の前旭の袂 道春館の段」を上演した。互いをかばい合う桂姫と初花姫の姉妹の愛、桂姫と上使・金藤次の親子のつながりなどを熱演した。 ◇ ◇ 福島民報社は18日、檜枝岐歌舞伎の伝統を守り続ける千葉之家花駒座にのぼり旗を寄贈した。 檜枝岐の舞台で贈呈式が行われ、中尾富安専務が星昭仁座長にのぼり旗を手渡した。