北野武監督が最新のVR技術を絶賛!「僕は交通事故で頭を打っているんで…」
北野武監督(77)が21日、横浜市内のアソビルで行われた、大型XRエンターテインメント施設「IMMERSIVE JOURNEY」の開館発表会&先行体験会に登場した。 【画像】北野武監督が最新のVR技術を絶賛!「僕は交通事故で頭を打っているんで…」 同所は最新のVR技術を駆使し、時代を超え世界を巡る物語の旅を提供するエンターテインメント施設。12月1日にオープンする。 第1弾作品のタイトルは「Horizon of Khufu」で、4500年前の古代エジプトを舞台にしたクフ王とピラミッドにまつわる45分の物語。すでに世界10都市で上映され100万人が体験。日本語訳監修をエジプト考古学者の吉村作治氏が務めた。 一足先に同作を体験した北野は「よくできているな、コレ。技術がすごいね」と感嘆の声を漏らし、「バーチャルって進化している。昔と体感が違うし、距離感も違う。ここにいたことが分からなくなっちゃうね」と絶賛した。 あまりのリアルさに「恐ろしいのは、これを基本に考えると、現実っていうのは何だろうと思ってしまって、今、先生と俺とメディアの人がいる。これは一体いつのことなんだろうって。下手したら生きていること自体がイリュージョンっていうか、過去って本当にあったんだろうかとか考えてしまう」と刺激を受けていた。 また、「昔、僕は交通事故で頭を打っているんで、たまに朝起きると本当は病室のベッドで寝ているんじゃないかって自分の脳が考えて、薄く目を開けたりするけど、家だってホッとする時があるんですよ」という。「バーチャルは見たものと、脳がそれを意識する、理解するって大切なことで、もしかするとこれを見てエジプトに行って再確認するか、バーチャルがすごかったと思うか、現物の方がすごいと思うか、それは面白いこと」と体験から得た持論を語り、「知識として、見られるなら全部見た方がいい。偏ってしまうとつまらない。とにかく面白いです」と饒舌(じょうぜつ)にPRしていた。
テレビ朝日