専業投資家インフルエンサー、DAIBOUCHOU氏が2024年相場の展望について語ります

2006年に資産10億円を達成した専業投資家インフルエンサーのDAIBOUCHOUさん。バリュー株・連続増配株・成長株をはじめ、さまざまなジャンルの有望銘柄や、それを発見するための情報収集術、過去の売買エピソードなどを語り尽くします。今回は2024年相場について。DAIBOUCHOUさんはこれから先どのような銘柄・業種に注目しているのでしょうか。師走の時期になると「2024年の株式相場はどうなる?」といった見出しの記事を頻繁に目にしますね。いわゆる来年の見通しです。株価、金利、為替相場といったマーケットの予想レンジだけでなく、国内外の景気に関連する見通しなども、さまざまなメディアを賑わせています。 では、私が考える「2024年の株式相場はどうなる?」ですが、正直、この手の話をしても、あまり意味がないということを、まず言っておきたいと思います。 なぜなら株式相場には、「お正月だから心機一転、ここから気分を新たにしてガンバロー」なんてことは一切、関係ないからです。 2023年と2024年に関していえば、2024年1月4日の大発会は、2023年12月29日の大納会からの続きでしかなく、間に5連休を挟むものの、そこで何かが大きくリセットされて、まったく新しい相場が始まるというものでもありません。あくまでも連続しているのです。 したがって私の感覚としての年末年始は、第3四半期を終えた現在の保有銘柄のまま、第4四半期を迎えるだけという程度の話だったりします。あくまでも連続した流れのなかでの年末年始なので、別段、ここから2024年12月末までの株式相場を予想しようというモチベーションが湧いてこないのです。