セイコーグループのセイコータイムクリエーションは、最高級ブランドである“デコール セイコー”より、満月の情景を華やかに表現した置時計2モデルと機械式振り子時計1モデルを発表した。

セイコーグループのセイコータイムクリエーションは、最高級ブランドである“デコール セイコー”より、満月の情景を華やかに表現した置時計2モデルと機械式振り子時計1モデルを発表。置時計の2モデルは2024年5月24日、振り子時計は2024年7月6日に発売する。 【画像】越前漆器の“風月塗り”で仕上げられた三つの時計をもっと見る 今回デコール セイコーより発表されたスケルトン置時計とクオーツ置時計、さらに機械式振り子時計“息吹”の3モデルは、いずれも“風月塗り”と名付けられた漆塗りが特徴。風月塗りは、越前漆器の主な産地である福井県鯖江市に工房を構える“山内うるし工芸”とセイコータイムクリエーションが共同開発した創作塗りで、全工程を職人による手仕事で丁寧に仕上げた華やかで雅な輝きが特徴だ。

今回のラインナップでは、背景の雲模様の塗りの上から満月と霞を白檀塗りの技法で重ねることで、奥行きのある上品な華やかさを実現。東の空に昇る満月に穏やかな風が流れる心地よい情景が表現されている。 機械式ムーヴメントを搭載した振り子時計“息吹”は、部品からすべて日本国内で製造し、社内の工房で一点ずつ技術者が組み上げた逸品。ケースは天童木工の手によるプライウッド製で、文字盤に加えて振り子の後ろに見える飾り板にも風月塗りを実施。世代を超えて使い続けられる芸術的な仕上がりとなっている。

風月塗りを施した中枠が浮いているような構造が特徴のクォーツ置時計は、モダンな造形の中で絵画を飾っているかのような雰囲気。端正なフォルムとほどよいサイズ感で、ギフトとしても適していそうだ。 一方のスケルトン置時計は、現代的なクォーツムーブメントでありながら、歯車の動く様子が愉しめるスケルトン仕様を採用。機械式時計のようなクラシカルな趣を感じられる仕立てと、半月形の枠の正面に大胆に満月を配した構図がポイントとなっている。 【問い合わせ先】 セイコータイムクリエーション クロックお客様相談室 TEL.0120-315-474