干し柿作り継承へ 一関いきいき村など連携 修紅高生ら袋詰め
地域の食文化を継承する連携プロジェクトとして「干し柿作り」に取り組む一関市の一関いきいき村(武田ユキ子会長)と一関修紅高校(中島元子校長)、東西不動産ホーム(水谷みさえ代表取締役)は18日、出来上がった干し柿の袋詰め作業を同市字宇南の一関いきいき村で行った。干し柿は19日以降、同市大町の街なか産直新鮮館おおまちと平泉町の道の駅平泉で約2000個を販売する予定。販売価格は1個当たり200円を見込んでおり、店舗側と話し合って決める。 連携プロジェクトは、地域の人的、物的資源を生かし、地域の特産品開発・販売などを通じた産業振興、地域の食文化継承などが目的。「みんながつながる、もったいない話(わ)プロジェクト『つなげよう地域のお宝次世代へ』」と銘打って行われている。 袋詰め作業には、一関いきいき村の会員をはじめ、同校3年生25人が参加した。10月末の収穫から1カ月半をかけて出来上がった干し柿のヘタを切った後、1個ずつ丁寧に袋に詰め、箱や透明なプラスチック容器に入れるなどした。