旧村上ファンド系、三井住友建設の株買い増し 業績下方修正後も
Shinichi Uchida [東京 22日 ロイター] - 旧村上ファンド系の南青山不動産が、共同保有者と合わせて三井住友建設株の保有比率を引き上げたことが22日提出の報告書で分かった。15日時点の比率は19.56%、前回報告時(8日時点)は18.27%。三井住友建設は12日に業績予想の下方修正を発表したが、大株主の旧村上系がその前後で株式を買い増ししたことになる。 保有目的は引き続き「投資および状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為等を行うこと」としている。 三井住友建設は12日、施工中の国内大型工事で131億円の追加損失を計上したことに伴い、2025年3月期の連結純損益を2年ぶり赤字となる80億円の赤字(従来予想45億円の黒字)に見直した。14円の年間配当予想は維持した。