ドジャース・大谷翔平投手（ＡＰ）

◆米大リーグ　ドジャース―ブルワーズ（７日、米カリフォルニア州ロサンゼルス＝ドジャースタジアム） 　ドジャース・大谷翔平投手（３０）が７日（日本時間８日）、本拠地・ブルワーズ戦に「１番・指名打者」でスタメン出場し、両軍無得点の３回１死走者なしの２打席目に中前安打を放ち、２試合連続の安打をマークした。打球速度１０９・２マイル（約１７５・７キロ）という鋭い当たりだった。 　ナ・リーグ中地区で首位を走るブルワーズの先発は、ダラス・カイケル投手（３６）。アストロズに所属していた１５年には２０勝で最多勝とサイ・ヤング賞に輝いた実績もある通算１０３勝の左腕だった。今季は６月２６日に初登板を迎えたばかりで、試合前の時点で２登板で０勝０敗、防御率６・７５。大谷はこれまで１０打数１安打の打率１割と抑え込まれていた。初回先頭の１打席目はフルカウントから二ゴロ。６打席連続出塁はならなかった。それでも３回１死走者なしの２打席目に中前安打。２試合連続安打とした。スミスの打席で２試合連続盗塁となる二盗も試みて成功したかのように見えたが、スミスの守備妨害をとられて、一塁に戻され、ロバーツ監督が球審に猛抗議した。続くフリーマンの打席で”リベンジ”の二盗を成功させた。さらに三盗も決め、２年連続３度目となる２０盗塁も決めた。 　６月は１２本塁打を放つなど絶好調が続いていたが、７月に入ってからは調子がやや下降。７月初戦だった２日（同３日）の本拠地・ダイヤモンドバックス戦で２７号２ランを放ったが、その後３試合は本塁打なし。日米通じて自己ワーストの６打席連続三振や、今季最長の１５打席連続無安打もあったが、前日６日（同７日）に４試合ぶりの本塁打で、３０歳初アーチとなる２８号ダメ押しソロを放つなど、２打数２安打１打点、３四死球で全５打席で出塁した。 　日本人初のメジャー通算２００本塁打に王手をかけている大谷。試合前にロバーツ監督は「それはすごい記録だ。もう彼がホームランを打っても驚かなくなってきた。毎日のように記録を作っている。２００本を打ってもすぐ３００本を打つよ。今日打って欲しいね。これからも色んな記録がたくさん出来るだろう」と話していた。