NHK大阪・根本拓也局長 北の富士さんを追悼「心からお悔やみ申し上げます」
NHK大阪放送局・根本拓也局長が21日、同局内で行われた11月の「NHK大阪定例会見」に出席し、82歳で亡くなった元横綱・北の富士勝昭さんを追悼した。 北の富士さんは、70年の初場所で横綱へ昇進すると通算10度優勝。引退後は、NHKの大相撲中継の解説を務め、名解説で人気を博したが、今月12日入院先の都内の病院で82歳で亡くなった。 根本局長は「大相撲・横綱で10回も優勝を果たし、NHKの大相撲中継の解説でも長年お世話になりました北の富士勝昭さんが亡くなられました」と切り出した。 続けて「定年を前に日本相撲協会を退職し、以降はNHKの大相撲中継で現役力士の取り組みについて、率直でユーモアを交えた語り口で時に厳しく、温かい言葉でコメントいただきまして人気を博しました」と振り返った。 最近の様子については「昨年3月から病気の療養のために大相撲中継の出演を見送っておられましたが、今年7月の名古屋場所の初日ではVTRで出演されまして、元気な姿を見せてくれました」と語った。 そして、大相撲中継の実況と解説で付き合いがあったという三瓶宏志(さんべ・こうし)アナの「北の富士さんは、十両昇進や横綱昇進など人生の節目を大阪で迎えることが多い力士で大阪が大好きだった」というエピソードを紹介。 最後に「解説者として現場に戻ってきていただけると願っておりましたが、残念であります。心からお悔やみ申し上げます」とコメントした。
東スポWEB