冬の味覚ずんぐり 「源助だいこん」初出荷
加賀野菜の一つ「源助だいこん」の出荷は25日、金沢市下安原町のJA金沢市砂丘地集出荷場で始まり、安原地区の農家2軒から持ち込まれた約2トンが市中央卸売市場に届けられた。26日昼にも県内の店頭に並ぶ。 源助だいこんは色白で、ずんぐりとした形が特徴。煮崩れしにくく、おでんやブリ大根に使う「冬の味覚」として首都圏や関西などでも人気を集める。農家20軒が約4ヘクタールで栽培しており、来年2月上旬までに例年並みの231トンを出荷する。 JA金沢市打木源助だいこん部によると、8、9月の高温の影響が心配されたが、適切な水の管理で生育は良好という。松本充明部長(54)は「立派なダイコンに仕上がった。これから寒くなるので、おでんや煮物として味わってほしい」と話した。