【皐月賞】“紅一点“レガレイラ 76年ぶりの「牝馬V」大偉業なるか
今週末4月14日(日)中山競馬場でクラシック第一戦、皐月賞(GI)が行われる。 大混戦が予想される今年の皐月賞だが、注目は何と言ってもレガレイラ(牝3)だ。 【画像】76年ぶり偉業めざすレガレイラ 馬房からインタビュー出演?
レガレイラ 76年ぶりの大偉業へ
基本的に、3歳の牝馬(オンナ馬)は前週に行われる桜花賞に出走。皐月賞は3歳の牡馬(オトコ馬)同士が争うレースなのだが、今年は牝馬・レガレイラが牡馬に混じって参戦する。 “紅一点“となるレガレイラは、去年年末のホープフルS(GI)でも唯一の牝馬として参戦。1番人気の期待に応え、オトコ馬を見事なまでに完封。GI制覇を飾った。 牝馬が2歳混合GI(朝日杯FSを含む)を勝利するといった、史上初の快挙を達成した。 その後は福島県にある調教施設、ノーザンファーム天栄で英気を養った。 3月11日、ノーザンファーム天栄・杉森一博厩舎長がレガレイラについて語った。 ――現時点(3月11日)では合格点か 合格点ですが、まだ幼さがあります。馬体を見ても足りない部分がちょっとあります。 ――性格について 人が乗っていない時はおとなしくて良い子ですが、人が乗ると、ちょっとしたことに反応してしまうといった難しいところがあります。 馬としては珍しく、レガレイラ自身の“ルーティン“を持っていて、周りの影響をあまり受けない性格で、預かっていて面白いです。 ――今後の期待 なかなか出会うことのできない素晴らしい馬。オトコ馬を相手に勝ったホープフルSを見て、私たちも感動したので、皐月賞でも同じようなレースをしてほしいですね。 その後、レガレイラは3月15日に茨城県・美浦トレーニングセンターに帰厩し、調整を続けてきた。今週4月10日(水)には最終追い切りを行った。 レガレイラを管理する木村哲也調教師(51)が意気込みを語った。 ――調整について トラブルなく順調にきています。 ――成長について 目に見えて大きな変化はないです。良い意味で変わらず。元気に馬場に向かってくれています。 ――意気込みを 日曜日までにレガレイラをより良い状態に積み重ねていって、ファンの皆さまに喜んでいただけるよう最善を尽くしたいと思っています。レガレイラの後押しをしていただければと思っています。 そして、今回コンビを組むのは、北村宏司騎手(43)。 去年、アスコリピチェーノとのコンビで阪神JF(GI)を制し、先週の桜花賞(GI)では同コンビで2着。 4月3日(水)には、美浦トレーニングセンターで行われたレガレイラの1週前追い切りに騎乗している。 牝馬のレガレイラが皐月賞を制すれば、1948年のヒデヒカリ以来、76年ぶり史上3頭目の大偉業となる。 自慢の豪脚で新時代を切り開くか、注目される。