天王寺動物園のシマウマ「ヒデヨシ」死ぬ エランドのツノで腹部負傷
天王寺動物園(大阪市天王寺区)は12日、同園で飼育しているグラントシマウマのヒデヨシ(雄・27歳)が11日夕に死んだと発表した。ヒデヨシが死んだことで、同園で飼育されているシマウマはいなくなった。 【拡大写真】エサのヒヨコだったのにピンチを何度もすり抜け、人気者となった天王寺動物園の「幸運のニワトリ」
エランドのツノでヒデヨシが腹部を負傷
同園によると、シマウマなどがいるアフリカサバンナゾーンの草食動物たちをサブパドックへ収容する際、オスのエランド(ウシ目ウシ科)とヒデヨシがけんかを起こした。そして、エランドのツノがヒデヨシが腹部を刺し負傷したことが原因だという。 ヒデヨシは1992年7月24日の広島市安佐動物公園生まれ。96年9月に広島市安佐動物公園から天王寺動物園へ来た。同園で飼育していた4頭のメスのシマウマとの間に9頭の子どもをもうけたが、今回のヒデヨシが死んだことにより、同園で飼育されているシマウマはいなくなった。同園では、12日から新世界ゲートに献花台を設置している。